ツキノオトのこと(※制作実績は随時更新いたします)
2014年4月21日に石川県輪島市門前町で、広告デザイン事務所「ツキノオト」を開業いたしました。屋号のツキノオトには、私たちが拠点としている「皆月」から能登の魅力を世界に「発信したい(=音を発する)」という意味が込められています。
私の家は転勤族で、幼い頃から日本各地を転々と生活していました。しかし、能登には私の祖父母の家がありました。私にとって能登は「おじいちゃんとおばあちゃんの家」でもあり、唯一「帰る場所」でもあったのです。
私は東京の工業大学を卒業後、北陸に支店のある会社に就職しました。ドライブが好きで休日は毎週のように能登半島へ通い、能登の自然や祭りを写真に撮り続けていました。そんなある日、能登で出会った観光客の方に「能登は自然が美しくて良い場所なのに、情報発信がうまくないよね」と言われたことがありました。能登が大好きになった私にとって、その言葉は刺激となり、「もっと魅力的に能登を発信したい」という思いで、撮りためてきた写真をFacebookなどSNSでアップするようになりました。当時、インターネットを使って能登半島の情報を発信しているところは少なく、反響が思った以上にあったことを覚えています。能登を離れ、遠くで暮らしている方から「懐かしい」との声も多々ありました。私は、情報発信の重要性を当時から強く感じました。
そして能登への思いは強くなり、現地から能登の魅力を伝えたいと思い始めました。前職では金沢市内の印刷会社に勤めていたのですが、退職と同時に能登へ移住し、写真撮影やデザインを一貫して行える広告デザイン事務所を立ち上げたのです。知り合いも少なく、何もないところからのスタートではありましたが、奥能登地区のみだったお仕事も今では金沢や東京の会社からもお声をかけていただくようになりました。
私たちは地域の声を大切にし、地域に寄り添えるデザインを心がけています。カメラマン・写真家として撮影の仕事を行う他、アートディレクター・デザイナー・WEBクリエーターとして、地域に密着した広告づくりを行っていますので、ぜひご気軽にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。